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みんなの受験体験談

"慣れ"から正確さへ

SABBIADORO
2017年秋季第45回4級合格Le Ali 29号

 私がリンガビーバ・イタリア語教室に通ってイタリア語を学び始めたのは5年程前、中学1年生の頃です。ただ幸いなことに、幼い頃から機会がある毎にイタリア語を学んでいた両親が簡単な単語やフレーズを教えてくれていました。また、多くのイタリア人と出会い、楽しそうに会話をする両親を見てきました。当然、何を話しているのか当時の私には分からず、それがイタリア語の学習意欲を掻き立てた要因の一つです。

 ヴェネツィア近くのリニャーノという町で開かれるジュニアサマースクールにも参加しました。午前中は野外の緑の中での授業と午後は日替りのアクティビティ、週末には近くのヴェネツィアやトリエステなどへの遠足が用意されていて、多国籍の生徒に交じり、現地のイタリア人の先生やスタッフの方々とイタリア語で生活する貴重な機会になりました。

 自分自身ではリスニングが不得意だと思っていたのですが、作文が弱点だということが分かりました。スペルミスが多く、不得意な所を客観的に見ることができていなかったのでしょう。イラストを描写する3級の作文は、要求された時制を用いること、順序を決め、整然と述べることが大切だと知り、使いこなせる単語を用いて正しい表現で時間内に書き切ることを教えていただきました。また、過去問を指定の時間内でやってみると、途中で迷ったり考えたりして、作文にたどり着くまでに時間がかかってしまいました。その結果、作文に費やす時間が短くなり、書き終わって見返す時間も、書き出す前に何をどう述べるか考える時間さえも足りません。問題集などは分野ごとになっていて、作文も時間を決めてやっていましたが、実際の試験ではリスニング以外ではトータルで時間が与えられるので、自分で時間の割り振りができます。基本的な択一問題では迷わず即答することで作文に多くの時間を使えるようになると思います。

 このように、私のイタリア語学習は会話から始まりましたが、それは多少文法が間違っていても成立するものです。しかし将来、仕事でもイタリア語を使っていきたいと考えるならば、文法力が不可欠と感じ、初級の半分ほどが終わった高校1年生の頃に、文法の正確性が問われる検定試験を受けてみようと思いました。

 4級の受検対策で一番苦労したのは「近過去と半過去の用法の違い」で、先生方に質問を繰り返し、一つ一つ丁寧に教えていただきました。検定試験の準備を進める中では、誤解していた・理解していなかった事柄をはっきりと知ることができました。そして気付いたのは、その部分について時間をかけてでも掘り下げていかなければならない、ということでした。

 私は大学受験のため、いったんイタリア語から離れますが、再開後はより多くの表現ができるように勉強して、更に上級の取得を目指していきたいと考えています。

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