みんなの受験体験談
目標だったエベレストのさらに上を越えるまでの道のり
- 島本 房子
- 2021年第52回 準2級合格
「2016年秋の会報24号に『"エベレスト"を目標に』というタイトルで3級への挑戦記を寄稿した島本です。2016年春の3級合格から5年が経ちました。
そして、この度、2021年春の試験にて、準2級に合格させて頂くことが出来ました!
その頃、3級は、エベレスト並の高さと感じていた私にとって、準2級は、さらにハイレベルなチャレンジで、エベレストよりもはるかに高く、天空まで行くようで頂上が見えないくらいでしたので、準2級合格までかなり時間がかかりましたが、たとえカメのようなペースでも、じっくり前に進もう!と思って、楽しみながら地道に努力を続けてまいりました。カメのように、じっくり進む方が、時間はかかっても遠くへ進める気がします。
大事なことは、決してあきらめないこと!そして、必ず出来る!と信じきることがポイントだと思います。結果が出ないからといって、ネガティブな心に負けそうになっても、決して焦らず、出来ない言い訳を考える時間があれば、その分、前に進もう!と気持ちを切り替えました。今回の合格に際して、今日の一歩は、明日の希望につながることを実感しております。
何度もチャレンジする中、たとえ結果が不合格でもあきらめず、ゴールまでの通過点として捉えて、自分のレベルアップを知る為にもチャレンジを続けました。ゴールに辿り着くまでの道のりを楽しむように、途中で周りの景色を楽しみつつ、適度に気持ちを切り替えるように心がけました。
去年から、コロナの影響で、普通の日常ではない生活が続いていますが、今だからこそ出来ることに注目して、前向きに、いろんな角度で語学を楽しみました。
例えば、自宅でイタリア語を楽しむ方法として、テレビでNHKの「旅するためのイタリア語」を拝見し、自宅にいながらイタリア旅行の気分に浸りつつ、初心に返って、改めてイタリア語の会話の楽しさを味わいました。また、テレビでBSの「小さな村の物語 イタリア」で、イタリアの小さな村の生活を拝見しながら、現地の生のイタリア語の響きにじっくり耳を傾け、イタリアの文化や言葉に触れました。それから、すき間時間を見つけて、NHKのラジオ講座「まいにちイタリア語」を何度も繰り返しこまめに聴くように心がけていると、だんだん聴きとれる単語が増えてきて、たとえ全ての会話が理解出来なくても、少しずつ全体の内容が把握出来るようになっていきました。
作文に関しては、過去の回答例を何度も書き写して、文の構成と基本的な単語をじっくり見直しました。文法の方は、自分が苦手な問題を細分化し、自分の弱点をおさえながら、ポイントを押さえて少しずつ理解出来る項目を増やしていきました。
いろんな面で、基本が大事と思い、基礎の土台をしっかり固める努力を続けました。準2級合格のゴールに辿り着くことが出来たのも、これまで楽しみながら語学を継続出来たおかげです。
家族や日頃お世話になっている方々、また、コロナの状況の中、安心して試験を受けさせて頂く環境を与えて頂いているイタリア語検定協会の皆様にも、心から感謝致します。今は、ただ目標のゴールに辿り着いた満足感で満たされていますが、この喜びをじっくり味わいつつ、今後の励みにして、新たなステップとして、2級合格を目指していきたいと思っています。
日頃の小さな積み重ねが、次のステップにつながることを実感していますので、これからも、より良い年を重ねつつ、楽しみながら、いろんな角度でさらに語学力を磨いていきます!
コロナが落ち着いて、また旅に行けるようになったら、母とイタリアへ行って、ぜひ現地で会話を実践したいです!
語学は、一生続けていきたいと思いますので、引き続き、精進してまいります。